独自のファイル管理パッケージソフトも開発し、会計パッケージソフトの販売にも強い約200名の独立系システム開発会社ネスコのグループ福岡本社企業で福岡本社のシティアスコムも資本参加
株式会社ネスコウイング 会社概要
事業内容 | ・各種Web系/汎用系、業務系システムの設計、開発 ・会計パッケージソフトの開発及び販売 ・機密情報ファイル保護・管理システム「DataClasys」の販売 ・プロフェッショナル研修の実施 |
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本社 | 福岡市博多区博多駅東 |
設立 | 1987年 |
売上高 | 4億2,000万円 |
社員数 | 47人 |
事業所 | 大阪支社 |
その他 |
株式会社ネスコウイング 正社員採用求人歴のある職種
ホームページで求人中の職種
新卒採用 | システムエンジニア・プログラマー |
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中途採用 | システムエンジニア・プログラマー |
株式会社ネスコウイング 求人情報サイト・転職エージェント利用状況
新卒採用 求人サイト
リクナビ 掲載未確認
中途・キャリア採用 求人サイト
リクナビネクスト 求人掲載歴 未確認
マイナビ転職 求人掲載歴 未確認
エン転職 求人掲載歴 あり
SE・ITエンジニア | ・システムエンジニア・プログラマ 【仕事内容】大手・上場会社の業務アプリケーション開発を、上流工程から。大手ゲームメーカーや大手百貨店など、主に大手・上場会社の流通システムや生産管理システム開発の上流工程からプログラミングまでをお任せします。3~10名のプロジェクトで、開発期間は約3ヶ月~1年。基本的には社内での開発となります。 【勤務地】福岡本社 | 掲載期間: 2008/02/15 – 2008/03/13 |
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中途・キャリア採用 転職エージェント
リクルートエージェント 公開求人情報 掲載未確認
マイナビエージェント 公開求人情報 掲載未確認
マイナビエージェントサーチ 公開求人情報 掲載あり
SE・ITエンジニア | ・【福岡本社】開発SE~会計スペシャリスト~※転勤なしの中途採用・求人・転職情報 【仕事内容】(1)統合会計パッケージ「Super Stream/400」の改修 (2)業務アプリケーション開発(流通システム、販売管理システム、会計システム、生産管理システム、各種検索システムの開発) 20~60代の幅広い社員が在籍しています。社内開発メンバーが30数名いる中で、10数名が会計システム(SS事業部)に所属 【勤務地】福岡本社 | 予定年収 400万円〜500万円 |
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ランスタッド 公開求人情報 掲載未確認
JACリクルートメント 公開求人情報 掲載未確認
type転職エージェント 公開求人情報 掲載未確認
ビズリーチ 掲載未確認
株式会社ネスコウイング 就職・転職者のための福岡の会社情報レビュー 運営者からのコメント
総合評価
株式会社ネスコウイングのホームページでの会社概要には、堂々と「労働者派遣 ・マージン率 37.3%」と明記しています。
株式会社ネスコウイングのような小さな独立系システム開発会社は実態は派遣業態が多くても、ホームページではそれがわからないようにして、エンジニアの採用をしているところが結構ありますが、株式会社ネスコウイングはマージン率まで明示しています。
そこだけ見ると株式会社ネスコウイングはあたかも派遣会社のように見えてしまいますが、どうではなく、ホームページではどれくらいの人数が派遣形態か示されていませんが、30数名は社内で勤務しています。10数名から20名位は取引先常駐あるいは派遣形態です。
2018年には、元々福岡シティ銀行グループであったシステム開発会社のシティアスコムの資本参加を受けてグループ企業になっています。
このニュースは株式会社シティアスコムも株式会社ネスコウイングもどれくらいの金額や比率なのか詳細に公開していないので株式会社シティアスコムは株式会社ネスコウイングの何パーセント株主なのかもわかりません。
株式会社ネスコウイングは元々株式会社ネスコの福岡支店が独立した会社で、両社とも社長は同じです。グループ企業4社は全て同じ社長。
小規模ながら30年以上存続している会社ですが、2008年の転職求人サイトエン転職の求人広告を見ると、社員56名、中途採用者30%、売上高8億5000万円、となっています。
この規模の小さな会社の7割が新卒採用ということは、離職率がかなり低いのかもしれません。
現在は株式会社ネスコウイングのホームページによれば47名。売上高はマイナビによれば4億2000万円。
12年前と比べると、社員が大きく減って売り上げも半減以下になっている上、一人当たりの売上高も大きく落ち込んでいます。
社歴は長くても、大幅に社員数が減り、売上は半減し、一人当たりの売上高も大きく落ち込んだ小さい独立系システム開発会社には何が起こったのでしょうか。
株式会社ネスコウイングは派遣もしているし、受託開発もするし、グループ企業単位で自社開発パッケージソフトも現在は開発しています。
社員が減った理由は、安定的に仕事をもらっていた大口顧客を失ったとかで待機社員が大幅に増えたために会社都合で退職してもらったとか、休業させられて休業手当しかもらえなくなった社員が見切りをつけた退社したとか、いろいろ推測はできます。
では、2008年当時の株式会社ネスコウイングの顧客を確認してみます。
「日本アイ・ビー・エム株式会社、コカ・コーラウエストジャパン株式会社、オーテック株式会社、株式会社イズミ、株式会社近鉄百貨店、株式会社ジュンテンドー、有限会社ミュージー」
2020年現在の株式会社ネスコウイングの顧客は「日本アイ・ビー・エム 株式会社、株式会社 シティアスコム、大日本除虫菊 株式会社、株式会社 イズミ、株式会社 近鉄百貨店、株式会社 ジュンテンドー」
確かに、コカ・コーラウエストジャパン株式会社、オーテック株式会社などの顧客を失ってはいますが、株式会社 シティアスコム、大日本除虫菊 株式会社が新しい顧客となっています。大日本除虫菊 株式会社は蚊取り線香などの大手メーカーのキンチョーです。
小さい独立系システム開発会社なのにやたらと取引先の数が多い会社は間違いなく派遣会社です。1,2名をたくさんの会社に送り込むから取引先の数が多くなるのです。
そのクラスの派遣会社より上のクラスの派遣会社はもっとまとまった人数単位で送り込みます。3名とか5名とかのチーム単位とか、2名と2名とかです。
そのクラスの派遣会社は取引先企業数はそれほど多くなくても、同様に大手や中堅のシステム開発会社です。
では、株式会社ネスコウイングの取引先を再度確認します。
2008年も2020年も大口の取引先は日本アイー・ビー・エムです。グローバル企業のIBMです。ハードウェアメーカーですが、もちろんソフトウェアも開発しているので、株式会社ネスコウイングはIBMの下請け仕事をしているということです。
定かではありませんが株式会社ネスコウイングはIBMの仕事が大幅に減った、あるいはコカ・コーラウエストジャパン株式会社、オーテック株式会社も結構大口の顧客だったのに失ってしまい、大幅に社員を削減した後、下請けや受託の仕事は不安定だから自社開発のパッケージソフトを売っていこうという方針に変えたのかもしれません。
その結果、以前の大手企業からの割の良い仕事をもらっていた時期よりも一人当たりの売上高は大きく下がったものの、自社開発のパッケージソフトや他社製品を自ら営業してエンドユーザーに販売していくことで経営リスク的には、軽減できているのかもしれません。