株式会社ニップス　福岡本社企業　システム株式会社

今期は６０名の社員で５０億円の売り上げを目標としています。
とすると、社員一人当たり売上高は８０００万円。

これはどういうことでしょうか？

親会社のエイジス九州のグループ合計売上なのか？
と思ってエイジス九州のホームページで売り上げを確認しました。
一応その親会社のエイジスの売上も確認しました。

散々調べてみると、社員６０名というのは、株式会社ニップスのシステム開発部門の社員数ということでした。

確かに株式会社ニップスのホームページには社員数は書いてありません。社員数非公開企業です。

社員が６０名と思ってしまったのは、リクナビの求人広告です。

リクナビでは社員数６０名と確かに書いてあります。
そして２０１８年度の売上は43億6,000万円です。

エン転職の２年前の古い求人広告に辿り着くと、社員は１１００人、システム事業６０人とありました。

つまり、システム事業部の６０人で数億円、その他の１０００人余りで３０数億円の売り上げがあるということです。

仮に、
システム事業の売上を計算するにあたって、一人当たり売上高を1,500万円として９億円とします。
するとアウトソーシング事業部の売上は35億円。
アウトソーシング事業部1040人で割ると、一人当たり売上高は３３６万５０００円です。

アウトソーシング事業部の社員の平均給与は２６０万円から２８０万円くらいでしょうか。

あるいは、仮に、
システム事業部の一人当たり売上高を1,000万円として６億円とします。
するとアウトソーシング事業部の売上は38億円。
アウトソーシング事業部1040人で割ると、一人当たり売上高は３６５万３０００円です。

アウトソーシング事業部の社員の平均給与は２９０万円から３２０万円くらいでしょうか。

アウトソーシング事業部の社員の想定給与を考慮すると、さずがに平均給与が３００万円という上場企業の孫会社はかなり珍しいので、もしかすると、平均年収は４００万円くらいあるのかもしれません。

すると、一人当たり売上高は４５０万円から５００万円くらい。
４５０万円に１０４０人をかけると４６億８０００万円。

それだけでニップスの売上高を超えるので、それはあり得ません。
ということは、やはりアウトソーシング事業部門の社員の年収は３００万円から３５０万円くらいなのでしょう。

結論としては、株式会社ニップスの社員一人当たり売上高は非常に低いということです。
今期の売上高を５０億円の目標を１１００人で達成したとして一人当たり売上高は４５０万円。
そこから社員の給与に分配される分を７割から８割とざっくり見積もって、３５０万円前後が社員の平均給与となりそうです。