九電ビジネスソリューションズ株式会社 福岡本社ユーザー系システム開発会社

九電ビジネスソリューションズ株式会社
九電ビジネスソリューションズ株式会社
事業内容
(1)コンピュータソフトウェアの開発、販売、リース及び賃貸
(2)コンピュータシステムの導入、保守、運用及び管理
(3)コンピュータ及び周辺機器の販売、リース及び賃貸
(4)コンピュータネットワークを活用した情報サービスの提供
(5)情報処理システムに関するコンサルティング及び教育
(6)電気通信事業法に定める電気通信事業
(7)前各号に係わる労働者派遣事業
(8)電気通信工事業
(9)前各号に付帯関連する事業
本社 年商設立従業員数
福岡市中央区205億円(2019年度実績)
163億円(2018年度実績)
昭和62年7月1日628名 男性:511名 女性:117名(2020年4月現在)
ホームページでの求人内容
  • 新卒採用
  • 中途採用 ネットワークエンジニア、サーバエンジニア、セキュリティエンジニア
リクナビによると社員の平均年齢は44歳。
システム開発会社としては異常に高い。社内には手を動かして稼いでいないような高い年齢の人がたくさんいそうです。理由は九州電力の子会社で、九州電力での出世争いに敗れた人たちは子会社、関連会社に天下りしていくからです。課長クラスでも九州電力出身だったりします。年商が205億円、社員数が628人なので一人当たり売上高は3264万円。例えば福岡本社でTOTOの基幹システムを直請けで受託開発しているエクシーズは、年商11.1億円、社員数70名なので、一人当たり売上高は、1585万円。大手企業から一次請けの開発会社としては、一人当たり売上高は1500万円程度が平均値と考えられます。対して、九州電力の子会社である九電ビジネスソリューションズ株式会社や西部ガスの子会社である西部ガス情報システム株式会社などは3000万円超え。

これは自社で全てを請け負うのではなく、下請けに出すからです。

売上金額は大きくなるけど、下請けに投げる金額も大きいから、一人当たりの粗利が一般的なシステム開発会社より2倍も高いというわけではありません。

九州電力の子会社である九電ビジネスソリューションズ株式会社や西部ガスの子会社である西部ガス情報システム株式会社など、大手企業の子会社のシステム開発会社は『ユーザー系』と分類されます。

親会社を持たないエクシーズのような会社は『独立系』。

富士通九州システムズのような大手メーカーの子会社は『メーカー系』。

『ユーザー系』の特徴は、
親会社の経営に依存していることが多く、親会社の経営状態により、あるいはシステム投資金額により経営が左右されることです。

親会社が九州電力である当社は左右されるというより、安定しています。

基本的には保守は常時必要なので保守で経営が成り立ちます。

新規にクライアントを獲得する活動をする必要もなく、同業他社と競合して案件を取りに行く必要もありません。

組織図にも営業選任の部門はありません。

『ユーザー系』で働く魅力は、親会社が安定している企業であれば、その会社の経営も安定していること。

九電グループで統廃合はあっても福岡で働けなくなることもないこと。

そして、安定している経営基盤があるからこその休日や給与の待遇の良さ、死ぬほど残業しなければならいなんてことはあり得ない仕事量、いつも納期に追い込まれてストレスでやられてしまうようなことなどない緩いタイムマネジメント、つまり働きやすさです。

逆に、ネガティブな要素は、『ユーザー系』のヌルさにどっぷりと浸かってしまった人は、適応力が落ちているかもしれないことや技術レベルが日々激烈な競争をしている会社と比べると年齢相応にはアップしていかないことが懸念されることです。

つまり、当社で長年勤務した人が、例えばエクシーズに転職できるかというと、技術的に難しいし、仮に働きだしたとしても、「こんなに働かないといけないの?」
「こんなに要求されることが多いの?」
「こんなに社員の技術レベルが高いの?」
⇒ 『ついてゆけない』 ⇒ 退社 となってしまう可能性が高いのです。

ユーザー系は働きやすい環境があるので、自分から辞めなければ辞めさせられることもないので、次の転職先で定年まで働く、という人にはお勧めです。

九州電力から流れてきた高い年齢の社員がたくさんいることや、そんな実際に手を動かして稼いでいない人たちが自分たちよりはるかに高い給与をもらっていることに我慢できるのであれば、という条件もクリアしている方であれば、ですが。