アイコムソフト株式会社　北九州本社ユーザー系システム開発会社

北九州本社の老舗の鉄鋼関連企業濱田重工株式会社を親会社とするユーザー系システム開発会社。

社員１００余りで売上は約１１億円なので、社員一人当たり売上高は約１０００万円とユーザー系システム開発会社としては低目です。

親会社濱田重工のシステム開発や保守を受託している金額は結構低目に設定されているのでしょう。

そして、親会社の仕事をアイコムソフト株式会社が更に下請けの協力会社にあまり回すことなく自社の社員で担っていて、親会社以外の仕事の利益率の高いシステム開発やシステムソリューションの仕事の比率はかなり低いと思われます。

新卒採用サイトのマイナビによると、社員１００名なのに主要取引先の数は６０社以上。

エンドユーザーと思われる一般企業もありますが、下請け仕事をもらっているであろう企業は大手総合電機メーカーや北九州の大手ユーザー系システム開発会社、福岡や東京本社のシステム開発会社も取引先もかなりあります。

福岡のユーザー系システム開発会社大手の西部ガス情報システムは社員１６７人で売上４２億円以上なので一人当たり売上高は２，５５０万円。

アイコムソフト株式会社はユーザー系システム開発会社としては一人当たり売上高は低い、利益率が低い会社となります。

とは言え、親会社の濱田重工株式会社は近年は売上約３００億円以上、経常利益は２０億円の会社で、親会社以外のアイコムソフト株式会社には自治体も多く、経営基盤は比較的かなり安定していると言えます。

マイナビん転職エージェントサーチの求人票を見ると、アイコムソフト株式会社は一人当たり売上高が約１０００万円でありながらも福岡支社で募集しているシステムエンジニアのプロジェクトマネージャー候補の想定給与は５００万円から８００万円とされていて、分配率の高い会社のようです。

大手企業のユーザー系システム開発会社であるだけではなく社会インフラをコア事業としてシステム開発をしているので、短期の仕事ではなく、中長期的に売り上げが見込める仕事が多いので経営の見通しがしやすいために突然会社が経営危機になるということもないでしょう。

北九州市には他にも大手ユーザー系システム開発会社としてはＴＯＴＯや安川電機のシステム開発会社などメーカーの街ならではのＩＴ企業がいくつかあります。

それらの超大手グローバル企業のシステム開発子会社は親会社の仕事を回すマネジメントが主な業務になって協力会社の管理が仕事で自分の手で開発したり保守をすることは、ほとんどありません。若手の時に、経験として業務にあたるくらいです。

そんな超大手グローバル企業のユーザー系システム開発会社とは違い、親会社の仕事だけではなく、下請け仕事も多いアイコムソフト株式会社はユーザー系システム開発会社の安定感を求めるだけではなく、エンジニアとして開発の現場に居たいという人には向いているシステム開発会社です。