株式会社九州地区農協オンラインセンター　福岡本社　ユーザー系システム開発会社

株式会社九州地区農協オンラインセンターの株主は九州各県の信用農業協同組合連合会とＪＡで、株式会社九州地区農協オンラインセンターはそれら株主のシステム開発や運用の仕事だけをしているシステム開発会社です。

西部ガス情報システムが親会社の西部ガスのシステム開発や運用をしているのと同じく、株式会社九州地区農協オンラインセンターもユーザー系システム開発会社に分類されます。

日本の農業が突然なくなることはないだろうけど、農協のシステムが変化することは十分考えられるし、株式会社九州地区農協オンラインセンターは他のエリアにはない各県のＪＡや信連が共同で設立したシステム開発会社ですが、それが更に他のエリアと統合縮小になったりする可能性がないとも言えません。

農協のユーザー系システム開発会社であることが、安定性のあるシステム開発会社と言えるかという点については意見が分かれるかもしれませんが、少なくとも突然解散するようなことはないと考えて、会社としての安定度は高く、仕事も安定してある、もしくは仕事がなくとも会社が立ち行かなくなるということもないという点で非常に魅力的な会社であると思います。

働く社員の視点からは給与も気になりますが、株式会社九州地区農協オンラインセンターは基本的にごく数名の新卒社員しか採用実績がなく、中途採用はしていないようです。

そのため、転職求人サイトのリクナビネクストやマイナビ転職などの求人広告で募集した内容も確認できないため、社員の給与水準は把握できません。

参考になるのは新卒求人サイト、リクナビの社員インタビューくらいで、福利厚生が充実している、という点がプラス評価です。

２０１５年と思われる転職求人サイト、リクナビネクストの求人内容には、職種ごとの募集要項はないのですが、社員の平均勤続年数は２２年、という紹介があります。

かなり長いですよね。

特に辞めたくなるような理由があるような会社ではなさそうです。

とは言え、
エンジニアとしてのキャリアはどうなるのか、という点は懸念材料かと思います。

新しいクライアントの仕事は入ってきません。
同じクライアントから小規模やシステム改修や時折あるだけで、通常業務は運用業務で、何か不具合があったら仕事が発生するという場合や、あまり納期の危機意識をもつ必要もない改修作業の対応くらいではないでしょうか。

大規模なシステム改修がある時には、自社のエンジニアだけで対応するわけではないようで、例えばソフト九州は主要取引先として株式会社九州地区農協オンラインセンターを公開していますが、システム開発会社からエンジニア派遣をしてもらったり、外注しているものと推測できます。

株式会社九州地区農協オンラインセンターは８４名の社員で売上げは約４５億円。

一人当たり売上高は５３５０万円。

一人当たり売上高の高いカテゴリーのユーザー系システム開発会社の中でも、特に株式会社九州地区農協オンラインセンターは高い金額です。

２０１５年と思われる転職求人サイト、リクナビネクストでは当時の売上高が記載してありますが、ほぼ現在と同じ。
株主のＪＡや信連から決まった金額が株式会社九州地区農協オンラインセンターに払われていて、その報酬額も結構な金額のようです。

その点から見ても、会社の安定度や働く社員の待遇面はかなり良さそうな会社だと思います。

残業もほとんどないでしょう。